アグリサイエンスラボ「大豆がたくさんとれる方法を探そう!ー大豆の栽培研究・豆乳マヨネーズ作りに挑戦ー」にて本研究所メンバーが講師として参加しました

2016年7月17日(日)、アグリサイエンスラボ~大豆がたくさんとれる方法を探そう!~を千葉県東金市のあいよ農場にて実施し、本研究所のメンバーが講師として参加しました。当日は日差しも強すぎず、比較的過ごしやすい環境で行うことができました。当日の活動内容をお伝えします。

【大豆播種(はしゅ):自分で考えた植え方で大豆を植えよう!】

 はじめに取り組んだのは大豆の種まきでした。種をまくことを「播種(はしゅ)」といいます。植える際には、その後の育てる作業がやりやすいように一列に植えていきます。基本の植え方は「一つの穴に2粒」「植える間隔を30cmにする」の2点です。一つ目の理由は、1粒だと目が出ないことがあるから。二つ目の理由は大豆が枝を広げやすいようにするため。まずは、この基本の植え方をマスターしました。

 現在、日本で食べられている食用大豆は国産が3割弱と少ない状態です。山が多い日本ではどうしても作付面積の確保が課題になります。そこで、基本の植え方より大豆をたくさん取れるような方法を参加者の皆さんに考えてもらい、実際にその通りに植えるという研究をスタートさせました。アイディアとして、大豆は1粒だけれど植える間隔を狭くする作戦・植える間隔を狭いところと広いところをつくる作戦などがでてきました。結果は12月に大豆を収穫するときにわかります。今回は①植える②育てる③大豆の重さを測定するという、栽培研究の一歩を踏み出したことになります。実験結果がわかるまでに時間がかかるところは生き物を育てる研究の難しさでもあり、醍醐味でもあります。

自分の考えた種まき方法で実験!

自分の考えた種まき方法で実験!

【野菜収穫:身近な野菜も珍しい野菜もいっぱい!】

 今回お邪魔したあいよ農場さんでは年間200種類もの野菜を育てています。今回はその一部を収穫しました。その場で食べる野菜はみずみずしく、とてもおいしいと好評でした。野菜収穫の際には、野菜の色・形・大きさといった点に注目して、なぜだろうと思う「ふしぎ」や、人間が野菜をうまく育てるために行っている「くふう」を発見することをミッションにしました。例えば、オクラの花を食べると、オクラと同じ味がするといった「ふしぎ」に気が付くことができました。「土にビニールシートをはってあるのは、真夏の太陽の熱を利用(ビニールシートの中は70℃にも達する!)して雑草や菌が広がらないようにするため」などの農家さんならでは「くふう」も知ることができました。

おいしいトマトがとれたよ!

おいしいトマトがとれたよ!

農家さんの「くふう」を聞いて感心!

農家さんの「くふう」を聞いて感心!

【お昼:農家さんの野菜たっぷりカレー!】

大豆の播種と野菜の収穫を頑張った参加者には、農家さんお手製の野菜カレーがふるまわれました。ほとんど水を加えず、野菜の水分でできているところがとても魅力的です。

野菜ごろごろカレー!

野菜ごろごろカレー!

【豆乳マヨネーズ作成:大豆を使ってマヨネーズもつくれるんだ!】

 大豆はとうふ・しょうゆ・きなこなど、日本人にとって身近な食べ物に変身することができます。今回は、大豆食品のひとつである豆乳を使ったマヨネーズづくりに挑戦です。

 マヨネーズの主な成分は水と油ですが、これだけでは混ざりあいません。ここに卵の黄身を加えると、水と油が仲良く混ざり合うことができます。その秘密は、卵に含まれる「レシチン」という物質です。このレシチンが水と油を仲良くさせる作用を持っているので、マヨネーズがつくれます。では、なぜ豆乳をつかってマヨネーズをつくれるかというと、大豆には卵と同じようにレシチンが含まれているためなのです。

 豆乳マヨネーズの基本的な材料は、豆乳・お酢・油・塩の4点です。これらを混ぜるときには、大事なコツがあります。それは油以外を混ぜた後に、油を少しずつ足しながら泡だて器でかき混ぜることです。マヨネーズは「水の中に小さな油の粒が混ざった」状態です。油を一気に入れてしまうと「油の中に水の粒が混ざった」状態となり、マヨネーズになりません。おうちで豆乳マヨネーズをつくるときは、この点を気にしてつくってみてくださいね。

真剣にかき混ぜ中!

真剣にかき混ぜ中!

<<予告>>

次回のアグリサイエンスラボは2016年8月21日(日)です。

「肉や野菜をおいしく焼こう!」をテーマに、バーベキューを行う予定です!

詳細はこちらからチェック!

https://school.lne.st/agrisci/

「農業者のための栽培研究の窓口」を開設します

アグリガレージ研究所は、農業生産現場の課題解決を目指し「農業者のための栽培研究の窓口」を開設します。

これまでにリバネスは、植物生理学、作物栽培学、植物病理学など、植物科学分野で専門的な知識と技術を習得し、博士号を取得したスタッフが、その専門性を活かして植物工場や植物病の診断培地開発、小学生向け食育教室などの事業を展開してまいりました。

近年の農業生産の現場は、少子高齢化や農業従事者の減少により、これまで以上に生産性向上、効率化が求められています。さらに近年の気候変動により、農地ではこれまでに見られなかった病虫害の発生等が課題となっております。本研究所では「藻類や植物の可能性を見出す」をテーマに研究を行っており、これらの課題を抱える農業者と、植物科学分野の研究者とともに、課題解決に取り組んでまいります。

窓口開設にあたり、まずは以下の内容でご相談を承ります。今後も様々なご相談に対応できるよう、当サービスの拡充を進めてまいります。

<ご相談可能な内容>
・主要作物(イネ、ダイズ、コムギ)の栽培研究に関するご相談
・病虫害の診断に関するご相談
・作業の省力化に関するご相談
・科学的な有機栽培手法に関するご相談

お問い合わせ先「農業者のための栽培研究の窓口

植物工場セミナーにて本研究所の川名が講演しました

2016年6月21日に本研究所の川名祥史が、株式会社情報機構が主催する植物工場セミナー「植物工場における高付加価値作物の栽培技術とビジネスチャンス~機能性植物・ハーブ・薬用植物・イチゴなど注目作物の可能性に迫る!~」で講演を行いました。

今回の講演では企業、大学含む約20名の方にご参加いただき、植物工場における高付加価値野菜の具体的な事例として、ハーブなどの可能性を紹介するとともに、最新動向とビジネスチャンスについて紹介しました。講演プログラム概要は以下の内容になります。

■プログラム概要
1. 植物工場の基礎
1) 植物工場とは
2) 要素技術
3) 栽培の流れとポイント

2. 植物工場のビジネス
1) 採算モデル
2) ビジネスモデル
3) 収益性について

3. 高付加価値野菜の最新動向
1) 高付加価値野菜の事例紹介
2) 植物工場における高付加価値野菜について

講演及び植物工場に関するお問い合わせは以下よりご連絡ください
https://agri-ga.com/contact/

油田マルシェにて植物工場野菜を販売しました

2016年7月9日、本研究所で育てられた植物工場野菜を油田マルシェで販売しました。

今回は、ワイルドルッコラ、根つきパクチーを提供しました。ワイルドルッコラは、香味が強く加熱した料理にも使えると好評をいただきました。

また現在、油田マルシェを行う油田カフェでパクチーの根も使ったガパオライスなど、植物工場野菜を活用したメニューを開発いただいています。

ガパオ

今後もメニュー開発の状況も順次報告してまいります。

朝顔市にて植物工場野菜を販売しました

2016年7月1日、東京東信用金庫が行う朝顔市にて本研究所の植物工場野菜を販売しました。

今回の提供量は40袋程度でしたが、地域の皆様に購入していただきました。今後も地域での販売展開を目指してまいります。

イベントで植物工場野菜を販売したい方、また空工場の利用で植物工場をご検討の方、こちらのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。