藻類研究チームによる中高生向けオープンイベントを実施しました

2016年4月17日(日)、東京都墨田区に新しく設立した「リバネスアグリガレージ研究所」(以下、アグリガレージ研究所)の開設に先立ち、藻類研究チームによる中高生向けオープンイベントを実施しました。
アグリガレージ研究所の藻類研究チームでは、海・川・温泉・樹皮とさまざまな場所に生息し、色や形も多種多様な微細藻類を対象にしています。その多様さからまだ誰も発見していない秘密が隠されている可能性が高いと考えられます。どんな秘密が出てくるかは研究者次第です。研究に興味のある中高生と一緒に研究ができれば、次世代の研究者を応援するとともに新たな研究をスタートささせることができます。そこで、中高生向けサイエンス冊子「someone(サムワン)」(https://lne.st/service/co/pr/pub/someone/)の読者からオープンイベントの参加者を募集しました。


当日は高校生2名、中学生3名に参加いただき、顕微鏡で微細藻類の種類による形の違いや、
彼らの持つ魅力的な能力(油の生産、雲の形成に関わる)の講義などを行いました。また、実際に微細藻類が生息すると思われる場所を探し(今回は公園で実施)、採取しました。思い思いの場所から採集したサンプルの一部を使い、いろいろな微生物がいる状態から微細藻類のみにするスクリーニング作業を体験しました。参加した中高生は、興味深く、また熱心に取り組んでいました。

スクリーニング体験風景

アグリガレージ研究所では、このような活動をはじめとして中高生と一緒に研究をしていきたいと考えています。未知なる可能性を秘めた藻類を研究することで次世代の研究者を育て、そこで得られた研究の種を未来へつなげていくハブになるべく邁進していきます。