アグリガレージ研究所は、同じ品質の作物を均一に育て食料の安定供給に寄与することを目指し「未来の土」プロジェクトを開始しました。
土壌は作物生産の基礎であり、特に露地栽培では土壌の性質(物理性、化学性、生物性)を改善することで、作物の収穫量や品質を向上させてきました。しかしながら、作物ごとに適した土壌が異なること、土壌の硬さや肥料の量などにばらつきがあるため誰もが均一な品質の作物を作り出すことは難しく、農業生産における課題となっています。
「未来の土」プロジェクトでは、生分解性プラスチックなどの様々な素材を組み合わせ、誰もが同じ品質の作物を育てられる土の代わりとなる培地の研究を始めました。将来的には、「未来の土」により土壌の性質に左右されることなく作物を安定して生産ができるようになること、衛生上、土壌を持っていくことのできない宇宙で地上と変わらない多種の作物を育て、食料の自給自足を実現することを目指しております。
「未来の土」プロジェクトにご賛同いただける方、利用可能性のある素材をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
「未来の土」プロジェクト:https://agri-ga.com/future-of-soil
お問い合わせ:https://agri-ga.com/contact/
アグリガレージ研究所について
本研究所は、作物栽培学をはじめとする植物科学分野で専門的な知識と技術を習得し、博士号を取得したスタッフが「藻類や植物の可能性を見出す」をテーマに研究を行っております。これまでの先行研究では、植物栽培用培地の違いが植物の生育に及ぼす影響について実験を進めております。