所長あいさつ

アグリガレージ研究所 所長  宮内 陽介 博士(農学)

リバネス・アグリガレージ研究所設立にあたって

リバネスでは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念もと、最先端の情報を常に収集し、多くの研究者や企業とともに研究開発を進めながら、新たな産業の創出を目指してまいりました。そのような中、今後もさらなる活動を加速させるべく農林水産分野研究・技術に特化したアグリガレージ研究所をものづくりのまち墨田区に設立しました。現在は藻類研究チーム、植物栽培研究チーム、食品加工研究チームの3つを立ち上げ、メンバーの専門性を活かした独自研究だけでなく、大学・企業との共同研究や受託研究、ベンチャーとの共同研究・研究支援、中高生とのRBE(Research Based Education)を行ってまいります。今後も研究分野が広がることでチームやプロジェクトを拡大してまいります。

ものづくりのまち墨田区でのチャレンジ

墨田区は金属加工、プラスチック加工をはじめ、ものづくりを得意とする町工場が密集しており、アグリ系機器のプロトタイプ開発の面で連携が期待できます。一方で町工場は、高齢化や後継者不足によって廃業せざるをえず、空き工場が増えているという課題を抱えています。また墨田区には、第一次産業はほとんどありません。このような状況のなかで、本取り組みを進めることで、空き工場を有効活用した産業の活性化を目指してまいります。