作物を育てるために必要な土壌

土壌は作物生産の基礎であり、人類は古くから栽培する土壌の硬さや栄養分、微生物叢を改善することで、作物の収穫量や品質を向上させてきました。しかしながら、作物ごとに適した土壌が異なること、土壌の硬さや肥料の量などにばらつきがあるため誰もが均一な品質の作物を作り出すことは難しく、農業生産における課題となっています。

作物の安定供給を目指して

土壌の制限なく、作物が簡単に作れるようになる。そうなれば食料が足りない場所でも生産ができ、食料の安定供給につながると考え、我々は「未来の土」プロジェクトをスタートしました。

現在は、生分解性プラスチックなどの様々な素材を組み合わせ、作物ごとに適した土壌の代わりとなる培地ができるのか研究を行っています。

「未来の土」ができれば、世界の食料の安定供給に貢献するだけでなく、人類は宇宙へ進出した際に宇宙で地上と変わらない多種の作物を育てることにも貢献できると考えています。

「未来の土」を考えよう

「未来の土」プロジェクトは始まったばかり。今後も様々な素材の組み合わせて、培地の開発を進めていく必要があると考えています。本プロジェクトにご賛同いただける方や利用可能性のある素材をお持ちの方、研究を一緒にしませんか。